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職場にやりがいを求めるのは無理ゲー。転職や在宅ワークも一つの選択肢

「仕事にやりがいを感じられない」

そんなお悩みはありませんか?

給料はそこそこ悪くないし、職場の人間関係も良好。それだけで恵まれてるのに、仕事にやりがいなんて求めるのは贅沢なのかな…。

そう思うと、家族や友人にも相談しにくいですよね。

でも実際はSNSでキャリアアップしていく同級生のキラキラした発信を見ては「私の人生ってこれでいいんだっけ?」と焦ってしまう。

そんな状況を打破するために、一般的には「やりがいを見つける方法」を提案することが多いですが、実際は今の仕事にやりがいを見出そうとするのは無理ゲーです。

というのも、現状「やりがいを感じられない」と思っていることに対して、「やりがいを見つけよう」とすると自分の考え方や姿勢を変えるというアプローチが主流です。でもうまく行かなかった場合に最悪、心身を病んでしまう恐れだってあります。

だったら無理に今の状態を変えるよりも、現状維持のほうが安心できると思いませんか?

かといって環境を変えるとなると「転職」を勧められることがほとんど。でも職場を変えたからといって、やりがいを感じられるかは入ってみないとわからない。ある意味博打です。

今回は、転職以外の環境を変える方法の一つとして「在宅ワーク」について提案します。

ぜひ最後まで読んで、あなたの選択肢を広げるきっかけにしてください。

仕事にやりがいを感じない6つの理由

「仕事にやりがいを感じられない」という漠然とした悩みには、いくつか原因があります。

仕事が単調作業でつまらない、毎日同じことの繰り返し

毎日ルーティン作業の仕事の場合、変化がないことから「仕事がつまらない」と感じやすいです。

主な仕事の例は以下の通り。

  • データ入力などの事務
  • 組み立てやライン作業などの製造業
  • ピッキング
  • スーパーやコンビニのレジ打ち

仕事に慣れて飽きてしまった

入社当初は張り切って、自分の仕事にやりがいを持って働いていても、年数を重ね仕事に慣れてくることで飽きてしまったというパターンもあります。

このような人は周囲から見ると、仕事もスムーズで昇給もしているのでうまく行っているように見えがち。

でも実は仕事にやりがいを感じられずにモヤモヤしている、というケースがあるのです。

目標もなく成長を感じられない

「決められた作業をこなしている人」にありがちなのが、目標を立てづらいので自分自身の成長を感じられずにやりがいを持てないというケースです。

自分の思い描く目標がないと、目の前の仕事も頑張れませんよね。

正当に評価されない

いくら仕事を頑張っていても正当に評価されない場合も、やりがいを感じられませんよね。

客観的な成果や実績ではなく、上司の主観的な評価によって昇給や昇格が決まるような職場や年功序列でしか昇給しない場合が考えられます。

希望のキャリアを実現できない

そもそも、昇格や昇給が見込めないような職場にいる場合も、やりがいを感じられません。

中小企業の事務職や同族経営や老舗企業などに当てはまります。そもそも昇給できるポジションが少なく、ポストもなかなか開きません。

アパレルや飲食店、コンビニなど店舗系の仕事も昇給したとしても店長止まりで先が見えないですよね。

人や社会の役に立っている実感がない

お客様と直接関わらない仕事の場合、自分の仕事が人や社会の役に立っているという実感を得にくいですよね。直接「ありがとう」と言われる機会もなく、自分の仕事の意義を見出せなくなりがちです。

事務作業や製造業(ライン作業)に当てはまります。

また電話オペレーターなどお客様のクレームへの対応や処理を担当するお仕事の場合も、人の役に立っている実感を得にくく、心だけ擦り減っていきます。

「やりがいを見つける方法」は本当に有効?

仕事にやりがいを感じられない理由がわかったら、一般的には「やりがいを見つける方法」を提案されることが多いですよね。

「まずは自分自身と向き合おう」というアプローチです。

  1. 自分がどんなことに喜びを感じるのか、逆にストレスを感じるのか整理しましょう
  2. 過去に自分がやりがいを感じたシーンを思い出しましょう
  3. 小さくてもいいので、現状で喜びを感じる瞬間を探しましょう
  4. 自分の中で目標を立ててみましょう
  5. 上司に相談してみましょう

これらは全て「自分自身の考え方を改めて、今の環境を前向きに捉え直そう」と言っているようなものです。

でも、これで本当にやりがいが見つけられるのでしょうか?

やりがいを見出そうとする自分と職場とのギャップ

もしこのアプローチを実践して、自分なりに目標を立てたとします。

自分なりに頑張ろうとしても、同僚との温度差を感じたり、上司にそこまで求めていないと言われたりすると、結局空回りに。

結果ストレスは増え、また「やりがいが感じられない…」という負のループにハマる恐れもあるんです。

自分を責めた結果、最悪うつに

また、頑張ろうとして自分を責めてしまう人もいます。

同僚や上司に理解してもらえないのは自分が悪いんだ。

やりがいを感じられないのは、自分の頑張りが足りないんだ。

そうやって自分を責め続けた結果、心身が疲弊してうつ状態になってしまう人もいます。

もちろんこのアプローチでうまくいく人もいますが、きっとこの記事を読んでくれているあなたは「頑張ってもやりがいを見出せなかった」からここにいるのではないでしょうか。

環境を変える2つの選択肢

現状でやりがいを感じることができないなら、私は手っ取り早く環境を変えてしまうことも一つの手だと考えます。具体的には次の2つの選択肢があります。

①転職:やりがいを感じられるかは入ってみないとわからない

誰でもすぐに思い浮かぶのが「転職」という道ですね。

もしかしたら既に「転職サイトを見てみた」という人もいるのではないでしょうか。気になる求人はありましたか?

会社概要や求人情報を見て「やりがいを感じられそうだな」を思っても、結局内状は入社してみないとわからないですよね。

転職ってある意味、博打です。

②在宅ワーク:自分の裁量で働く分やりがいはある。でも不安。

もう一つの選択肢として、最近メジャーになりつつあるのが「在宅ワーク」です。

「最近在宅ワークの人、増えたよね」

という漠然としたイメージはあっても、実際どんなふうにお仕事をしているのか、どれくらい稼げるのかは不明ですよね。

副業としてやっているイメージも強く、在宅ワーク1本で会社員並みの収入を稼ぐことができるのかも不安です。

ただメリットとしては、働く環境も時間も、取引相手も自分の裁量で決められるので、その分やりがいは感じやすい働き方です。

次の章で、私の実体験を例に在宅ワークの実際をご紹介しますね。

在宅ワークでやりがいは感じられるのか?非正規雇用を辞めた私の体験談。

ここからは私の実体験をもとに、在宅ワークでやりがいを感じられるのかをご紹介します。

私は1年前に非正規雇用で働いていた職場を辞めて、在宅ワークを始めました。前職のときは、仕事にやりがいを感じられず疲弊、家に帰ってからもストレスで家族に当たってしまい自己嫌悪の繰り返しでした。

そんな私が在宅ワークを始めた結果、今ではやりがいを感じられる働き方ができるようになりました。

その理由を4つお伝えしますね。

目標は自分で決める

まず目標は自分で好きなように決めることができるという点です。

会社という枠組みがないので、制限なんてありません。自由に決めることができます。

私は「自分がこういう人生を過ごしたい」という理想の未来から、仕事面での目標を決めました。

もちろん、会社という後ろ盾がないので、自分自身の力で目標まで走らなければなりませんが、一歩一歩着実に進むことができれば、小さな達成感を得ながら自分自身を成長させていくことができます。

とはいえ、いつもうまくいくわけではないので、目標までの歩みがスローペースになることはあります。でも誰かに目標を否定されたり、邪魔されることはないので、自分の中で再び走り出すことができれば、着実に目標までの道のりを進めることは可能です。

実際私も、子育てとの両立でつまずくことがありますが、ほぼ予定通りに中間目標を達成することができています。

自分のやりたい仕事にチャレンジできる

会社ではポジションや人事の影響で、やりたい仕事にチャレンジできるかはわかりません。

その点、在宅ワークでは基本自分で仕事を選ぶことができます。新しい分野に挑戦することもできますし、同じ分野でもチームリーダーや管理職の仕事にレベルアップすることもできます。

在宅ワーカーがお仕事を獲得するプラットフォームであるクラウドソーシングサイトでも、「作業」単位のお仕事から「チームリーダーやディレクター」ポジションの募集まで幅広く掲載されています。

会社員では挑戦自体できないことが多いですが、在宅ワークならいくらでも挑戦することは可能です。

私自身、もともとやっていたライターの仕事に加えて、インスタグラムの運用代行に挑戦し、仕事も獲得することができました。

実績が全て。成果の分だけ評価される

ある意味厳しい世界ではありますが、在宅ワークは実績が全てです。

会社という信用が無くなれば、相当な有名人でない限りただの一個人です。どこの誰かもわからないあなたに仕事をお願いするためには、どのような仕事ができるのか、成果は上がるのかがわかる実績が大事な判断軸となります。

これだけ聞くと、自分には無理かも…と思ってしまうかもしれませんが、今までコツコツやってきたお仕事が実績になる場合も多くあります。

私の場合は前職で情報発信業務をやってきたので、文章を書くことに慣れていたり、ちょっとしたチラシやバナーを作ることができました。

そのような経験が自分の実績として評価対象になります。

例えばデータ入力でも、その正確さやスピードが評価されるのです。

今までは会社内で評価もされなかったことが、在宅ワークになると自分の実績としてしっかり認めてもらえます。

会社内の人間関係や上司の采配に左右されることがないので、頑張った分だけ結果が出るのは嬉しいですよね。

希望のキャリアは自分で作る

会社員として働いていると、どうしても仕事とプライベートの理想を分けて考えがちです。

でも実際は仕事もプライベートも地続きのあなたの人生ですよね?

本来は自分の理想の未来があって、そのためにどんな仕事をしてどんなプライベートを過ごすかを決めるべきです。

ここで言う「キャリア」とは仕事面だけでなく、プライベートも含めた「人生の歩み」です。

在宅ワークでは、そのキャリアを仕事面、プライベート面含めた形で考えやすいのも魅力です。

私自身も理想のキャリアが一番上にあって、その下に仕事の目標、プライベートの目標を位置付けています。

今の仕事にやりがいを感じる必要はない

今回は「在宅ワーク」の可能性をメインにお話しました。

今の仕事にやりがいを感じられないなら、自分がいる環境を変えることも大事な視点です。

なぜなら自分の努力で周りの環境を変えるのは、とても大変で時間のかかることだからです。

そして最終的に変わるかどうかは相手や周りの環境次第。そこまで自分でコントロールはできませんよね?

だったらその時間と労力を新しい選択肢に向けてみませんか?

今漠然と「やりがいを感じられない」と思っている方は、「在宅ワーク」を一つの選択肢として頭の隅に入れておいてくださいね。